デトックスウォーターが美味しくない
デトックスウォーターをつくってみました。
インスタグラムのどなたかの投稿を見て、色が綺麗でしたし、来客の際のおもてなしメニューの一つに入れてみようかと思ったからです。私は、意識高い系の人(飲み物は湯冷ましやデトックスウォーター、カレーにレーズンを入れるタイプ)ではありませんが、サッカー観戦中に湯冷ましを飲むタイプの友人がいますので、仕方なくです。
こうやって、”イシキタカイ”は広がっていくのですね。
カタカナにすると、”イシキタカイ”は”ヤシキタカジン”にも似ていると思いました。
イシキタカイは嫌いですが、ヤシキタカジンさんはさっぱりして素敵な方だと思います。温ヨーグルトより爽快な物言いをされる方です。
さて、その画像です。
瓶の内容は、下からキウイ、巨峰、オレンジ、ミント。そこに炭酸水を注いだものです。
これ、見た目は良いのですが、味はさっぱりです。
やしきたかじんさんのさっぱりではなく、「美味しさがさっぱり分からない」の方のさっぱり。
簡単に説明すると、果汁100%のオレンジジュースを水で薄めて果汁1%水にして、そこにミントの強烈な香りを備え付けた感じ。
ふつふつと浮かぶ、何故、美味しいはずの果汁100%オレンジジュースを、敢えて水で薄める必要があるのか、という疑問。
そして、この水から舌で感じるミントの圧倒的生命力。
ミントってとんでもなく繁殖力が強く、庭に一株地植えしたが最後、あっというまに広がって除去もできないそうですね。
簡単にミントを植えてしまったその庭には、キウイも、巨峰も、オレンジも生えていて、井戸には炭酸水が湧いていたかもしれません。
流行りのヨーロッパ風の明るい庭です。小さな場所ですが、持ち主は、愛情をもって植物を、その庭全体を育ててきました。ある日、ふと思いついてハーブ畑に植えたスペアミント。
「新しいお友達よ」
月日が経つにつれ、ハーブ畑の古いお友達のみならず、庭の端にいるブルーベリーの紫や、ジャスミンの花の白色を侵食していくミント。雑貨屋で見つけたお気に入りの小人の置物を覆うようにかさ高く育っていくミント。恐怖におののく持ち主。
「お友達じゃない。これは緑の侵入者よ!」
それがミント。
私の作ったデトックスウォーターは、そういった飲み物でした。
デトックスって、私の体の中の成分を、全部ミントに入れ替えるって意味ではないですよね。
お店で飲むお水は美味しいので配合の問題でしょうけど、どのみち味が薄いので、意識低い系としては物足りなく感じます。
ミントと私の関係も一晩で終わってしまいました。
(前記事ではたくさんの方がボタンを押して下さって、本当にびっくりしました。
ありがとうございます。頑張ります)